有給の法律知識について
今日は皆さんが大好きな、『有給』についてお話ししたいと思います~
皆さんちゃんと有給とってますか?
私はバイト戦士の身ですが、有給は必ず全部消化してます。
働かずに金が入ってくるんだから、使わずにはいられませんよね!
今日はそんな有給に関する知識をお届けしたいと思います。
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1.日本人の有給休暇制度の現状
日本の労働者の有給平均取得数は、年15日程度だといわれています。
そして肝心の有給の消化率ですが、
たったの 半分程度 なのです。
有給取得数において圧倒的1位のフランスだと、
平均取得数が35日程度で、消化率は9割を超えてます。
フランス人なまけてんじゃねえぞオイ
と言いたくなるところですが、
労働の生産性という点で見ると、
日本はフランスよりも生産性が低い
というのが現状です。
日本人の労働というのは、
それだけ非効率で無駄な時間が多いんですよね。
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2.有給の取得について
有給は、本来自分が休みたいときに自由に使えます。
また、有給を取る理由を説明する必要はありませんし、
何か月も前から有給の申請をする必要もありません。
しかし、使用者(経営者)側には、有給取得の理由を聴く権利があるので、
聴かれたら素直に答えたほうがいいですね(笑)
申請についてですが、労働法界隈では最低でも
有給を取る3日前には申請するべきといわれてます。
『1か月前に申請するのが常識じゃ~』
なんて言う経営者も多いでしょうが、その1か月という数字に、
法的な拘束力は全くありません。
また、これは悪い話になりますが、
日本において長期的な有給を取得することはできないとされてます。
もちろん使用者側がOKを出せば問題ありませんが、
時事通信社事件という最高裁の判例で、
『労働者は使用者に対して配慮し、長期的な有給取得は避けるように』
とされてます。
最悪の判決ですね…
なんで労働者が使用者に配慮せねばならんのだ…
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3.実際の日本の労働環境
みなさんもわかっているとは思いますが、
上記の話は、あくまで『法律的な』話です。
実際の日本の労働環境は、
ぶっちゃけクソです。
雰囲気だとか、常識だとか、マナーだとか、
そういった法律完全無視の御託を並べて、
犯罪を正当化しているのが日本の現状です。
『Karoshi』
なんていう最低の単語を世界中に広めた日本の労働環境は、
なかなか是正されることはないでしょう。
僕も来年春から入社し、社畜となりますが、
労働法が守られていないからと言って、
『それ労働法違反ですよ』
なんてことは口が裂けても言いません。
日本の会社で生き残っていくためには、
仕方がないことなんです。
皆さんもそれを甘んじて受け入れましょう。
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4.まとめ
というわけで、法律的に有給は自由にとれるよ!って話でした。
今の日本の労働環境じゃ現実的には不可能ですけど…
ただ、知識としては必ず身につけておいたほうが良いので、
心の片隅にでも置いといてください(笑)
あ~、フランスに移住したい…
それではまた明日!