証券マンはいらない?AIに資産運用を任せる時代
今まで私たち消費者の資産運用をサポートするポジションを担ってきたのは、
ファイナンシャルプランナーや証券会社の営業マンでした。
しかし、そのポジションでさえもAIに代わられようとしています。
三菱UFJグループでは、AIが組み入れ銘柄や構成比率を決定する投資信託の販売を始め、
ゴールドマンサックスでも、ビッグデータを活用した投資信託をすでに運用しています。
数年前までゴールドマンサックスに何百人といたトレーダーが、
今では2人になっているというのも驚きです。
その事実だけでAIの予測能力が人間を凌駕していることがわかります。
AIは過去の膨大なデータから株価の推移を予測するため、
予測の正確性は人間の比ではないのです。
また、最近WealthNaviなどのロボアドバイザー資産運用が話題に流行りつつありますが、
感情を排除して資産運用できるのは大きな利点です。
人間が資産運用を行うと、株価が上がるときや暴落するときに冷静な判断を下せなくなりますからね(笑)
しかし、そんなAIにも弱点があります。
長期的な株価の予測です。
AIでも米中貿易戦争のような地政学的リスクを考慮することができないため、
長期的な予測ではまだまだ人間に劣るという見方が強いです。
しかし、AIの長期予測能力を高める研究もすでに進んでいるので、
AIがファンドマネージャー(運用のプロ)を超える日も近いかもしれません。
証券会社で働く予定の私にとっては耳が痛い話です(笑)
AIでは補完できない付加価値や能力を身につけないと、
人間の仕事はなくなってしまうかもしれませんね。
それでは、また明日。