証券会社の景気が厳しくなる話
日経平均株価の停滞化が進むにつれて、証券会社の収益悪化が目立ってきました。
大手証券や中小関わらず、リテール(個人営業)の売上が前期より減少しているのです。
この数年間日銀のETF購入によって支えられてきた日経平均は、日銀の方針変更によって投資家が手を止め始めているため、値動きが小さくなっています。
東京証券取引所によると、昨年10~12月の個人売買代金は80兆円でしたが、
今期は64兆円と大幅にダウンしています。
停滞状況が続けば、今後ますます投資家は購買意欲を失い、
日経平均の下落を呼び込む可能性があります。
また証券会社の収益悪化のもう一つの原因として、投資信託の変調があります。
かつての投資信託は初心者の投資家にも買われやすく、証券会社にとってはドル箱のような存在でした。
しかし、近年金融庁の規制が厳しくなったことにより、以前のような顧客に短期売買を繰り返させたり、上がる見込みのない金融商品を売りつけるような行為が抑制されているのです。
最近のリテール営業では、もっぱら投資信託の長期保有を勧めるため、証券会社の預かり資産が増えても、売買の際に生じる手数料収入を得ることができないのです。
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私は来年春から証券会社に勤める身ですが、ここ数年とは異なり、かなり厳しい景気になるのかなと予想してます(笑)
もし証券会社や金融業を志望される方がいるなら、わりと覚悟する必要が出てくるかもしれません、、、
やはり日本の問題点は、投資に対して消極的な見方を持つ人が多いことです。
彼らが投資に乗り出すことで、日本企業にお金が回り、経済の活性化に繋がります。
その一助となれるような証券マンを目指して、私も励みたいと考えております(笑)
それでは、また明日!