なぜ『貯金』でなく『投資』をすべきなのか
『貯金』と『投資』
日本ではまるで対義語のように捉えられることの多い言葉ですが、それもそのはず。
日本の金融資産1800兆円のうち、
半分の900兆円は預貯金であり、
株式や債券などに投資されているのは、
300兆円弱です。
日本人は諸外国の人々に比べて、
かなりの投資嫌いであると言えます。
ユーロ圏では金融資産の30%、
投資が盛んなアメリカでは、
なんと金融資産の50%が投資に充てられています。
なぜこのような状況にあるかというと、
日本の教育では、お金の知識を養う機会が少ないことが原因だと言われています。
日本では『汗水たらして必死にお金を稼ぐのが美しい』という変わった文化が根付いています。
また、日本人は極端にリスクを嫌う傾向にあり、資産が目減りする可能性のある投資に対して、マイナスイメージを抱いている人が数多くいます。
周りの人よりほんの少しでもお金持ちになるためには、
お金についての知識を自ら養い、効率的な資産運用をすることに限ります。
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これから日本はインフレの時代に突入します。
バブル崩壊後、長い間デフレが続いていた日本では、貯金をしているだけでも損をしなくて済む時代でした。
なぜなら物価が下落していくので、貯金をしておくだけで資産の価値は相対的に増えていくからです。
しかし近年、日本銀行は長年のデフレから脱却するために、異次元緩和と呼ばれる市場に流通するお金を増やす金融政策をとっています。
現に日本の物価は上昇傾向にあり、
2018年4月時点で1%ほどのインフレでした。
(日銀が目標とする物価上昇率は2%)
日本政府がよく貯蓄から投資へのシフトを呼び掛けているのは、
『これから日本の物価は上がっていき、貯金をしていると相対的に資産が目減りするので、投資して資産を増やしましょう』
という合図なのです。
以上のことより、これから日本で資産運用をするにあたって、貯金よりも投資に比重を置くことがベターだと言えます。
ボーっと貯金していても資産が目減りしていくのならば、多少のリスクをとって投資しましょう!
それでは、また明日~